先日、モデルの道端アンジェリカさんが、ご自身のインスタグラムで皮膚病の一種である乾癬症であることを告白されました。
「あぁ、大変な思いをしていたのね。 可哀そうに、、、」とつい同情してしまいますね。

乾癬症という病気にはなじみのない方が多いと思います。
アトピーと比べて、それほど認知されていませんよね。
日本人では推計で約40万人が罹患しているのではないかと言われており、昭和40年代から増加の傾向があるそうです。
やはり、食事の西洋化が関係しているのでしょうか?

症状としては、まず皮膚が赤くなり(紅斑)、その部分が盛り上がり、その表面が白くかさぶたのようになり、そしてフケのように剥がれ落ちる。
周りの人は「気にしなくていいよ!」と声をかけても、当の本人はフケ状のものがハラハラと落ちるのだから、気に病んでしまう。
原因がまだはっきりとしていないので、治療法も決定的な薬はないようです。
田辺三菱製薬が運営する「乾癬ケア.net」に分かりやすくこの病気について書かれていますので、ご興味のある方はそちらを参照願います。

私の鍼灸院で以前、たったの一人ですが、尋常性乾癬症の方がびっくりするほど改善し、その後も少なくとも2年くらいは再発しなかった例を見ています。
たったの一人ですから、もちろんこの方法で「治るよ」などとおこがましいことを言うつもりはありませんが、とは言え一人でも良くなった人がいる以上は、他にも効果が出る方がいるかもしれない。
「自分と似ているかも?」と思われたなら、試してみる価値はあると思います。

その方は60代の女性で、発症して10年くらいでした。
医療機関に通い続け、色々な治療法も試していたので、鍼灸治療にも正直、それほど期待していないご様子でした。

鍼灸理論では、皮膚が赤くかゆみもある場合は”血熱”と言って、肝臓の解毒作用の働きが落ちて、毒素を含んだ血液が全身を巡ってしまっている状態ととらえます。
腎臓・肝臓・大腸そして肺のツボを加減しながら刺激していくのですが、その方の場合は体温が低いことが気になりました。

聞くと毎日のように深夜に冷たいお酒を飲むのが、習慣になっているとのこと。
「ちょっと、それ止めましょうよ!」というわけで、どうしてもお酒を飲みたいときには焼酎のお湯割りにしてもらい、できることならばお酒の代わりに”大高酵素”を飲んでもらうようにお願いしました。

ご本人も、半年後に高校時代の同窓会で温泉に行きたい気持ちはあるけれど、こんな皮膚の状態では恥ずかしくて行けないとこぼしていましたので、それまでの期間だけなら頑張ると言ってくださいました。

また、お灸をご自身で毎日するようにご指導させていただき、それもまじめに実行されていたら、2か月後くらいで主治医がびっくりするほど改善し、3か月後くらいにそのお医者さんの出身大学に症例報告として連れていかれました。

当の患者さんは「いや~、お医者さんの治療の成果じゃないんだけどなぁ~」と思いながら大学病院に行かれたと笑っていました。

大高酵素を飲んでもらうようにご指導したのは、とにかく消化吸収力が高まりますので、短期間で体温が上がります。
お腹の中には善玉菌と悪玉菌がいるというのは、知られていますね。
皮膚上にも常在菌のフローラがあるのです。
体温が上がると、その分常在菌のフローラにも影響は出る。
汗もかきやすくなるし、お肌にとって良いことが期待できると思ったのです。
彼女の場合はドンピシャでした。

乾癬症でお悩みの方で、低体温症を伴っているようでしたら、こんな方法もあると頭の片隅にでも置いといてください。

お薦めのツボ

三陰交・・・内踝より指3本分くらい上がったところ
腎臓・肝臓。脾臓の3つの経絡が混ざるところなので、とても便利

列缺・・・・手のひら側の横紋から指3本分くらい上がったところで、凹んだところ
呼吸が楽になりますよ。