
冷え性って本当にやっかいですよね。
体質みたいなもので、改善しようと努力してもなかなか結果が出にくいものです。
冷え性だからって会社を休むわけにもいかないし、それでもおなかを壊しやすかったり、冷えのぼせで頭がポーッとしてみたり、寝ても疲れが取れなくて慢性的に疲れていたり、様々な不調の元になっている人多いですよね。
とにかく温かい恰好をするしかないのですが、やれ帽子、マフラー、セーター、腹巻、毛糸のパンツ、レギンス、靴下などと上から下まで毛糸でくるめたら成虫になる前のさなぎみたいで、とてもじゃないけど人前には出られませんね。
やはり要点を抑えないといけません。
で、身体のどこが一番冷えているのか、探ってみましょう。
お尻? 膝? 足首? 足先? それとも全部?
その場所によって、内蔵のどこが弱っているのか見当がつくのです。
平田氏十二反応帯というのが東洋医学の世界には伝承されています。
鍼灸師ならたぶん学校で習ったことがある、あるいは教科書の片隅に書いてあった記憶はあるはずです。
まぁなにはともあれ、下の図を見てみましょう。

体幹、頭部、腕、脚それぞれに同じ色が付けられた帯状のパーツがありますね。
そうです、同じ色の部分はたとえ離れていても、同じ内臓の反射区なのです。
足先は青色です。 そして、絵が小さいのでよく見えないですけど、気管支と書いていますけど、細かいことは抜きにして呼吸器と考えましょう。
他に青いところは、鎖骨の周り、デコルテラインにその後ろ、ちょうど風邪をひくと寒気がゾゾーッと来るところですね。
さらに後頭部の下のところに、下あご部分というのは、ちょっとピンとこないですかね。
足先の冷えている人が堂々と胸を張っているイメージってあまり湧きませんよね。
なんだか肩をすぼめて猫背気味なイメージ、そう単なるイメージですがそんな感じがしますよね。
この平田氏十二反応帯は、鍼灸師が施術の段取りを考えるときに参考にしているくらい、実効性あります。
で、要は同じ色をしたところは相関しあっているのですから、足先が冷える方は、温か靴下をはくのと同時に、片口も温かくしてあげると効果的ということになります。
寝るときに片口が冷えないようにするとか、オフィスでもストールで肩を温めるとか、あごを温めると言われてもこればっかりはちょっといいアイデアありませんが(笑)、あえて言うとマフラーに顎をうずめるとかして、、、思えば私も顎にホッカイロとかしたことないですね。
意外と身体温まるのかな? 今度やってみよう。
と、脱線しましたが、まぁそんな感じで要領よく温めてみてください。
ネクタイの結び目の部分は、ちょうど甲状腺があるところで、そこはホルモンの司令塔的な働きをする場所ですので、ぜひ温めることをお勧めしますよ。
冷え性対策としても風邪予防としても。
レンジでゆたぽんなんかはやけどの心配も火事の心配もありませんから、寝る前にちょっと時間を作ると入眠もしやすくなりますよ。